⑤褒めなくてよい。前向きな言葉をかける

褒めて伸ばす考え方があります。勿論、褒めたいときには、思う存分褒めてあげればよいのですが、無理をして褒める必要はありません

それよりも大切なことは、どんなときでも、前向きな言葉をかけてあげること。

「好きだよ」「そのままでいいよ」「頑張ったね」「信じているよ」「大丈夫だよ」「できるよ」「楽しんできな」「よかったね」という言葉を伝えることや、よいことがあったときは、一緒に喜んであげること。

子供が母親に言われて一番嬉しいのは、「お前を産んでよかった」という言葉です。なぜならば、自分の存在が全て肯定されるからです。(この言葉の効果はとても強力ですので、頻繁に使う必要はありません。)

子供が「学校に行きたくない」と言ったとします。そんなときには、無理に褒めてあげる必要はないでしょう。そんなときには、子供がなぜ学校に行きたくないのかを聞いてあげて、そんな状態の子供を受け入れてあげることです。そうすれば、子供は安心をします。そして何があっても大丈夫という前向きな気持ちを持つことができるでしょう。

もし「学校に行かない、困った子供だ」というようなことを言われれば、親を心配させないために学校に行くようになるかもしれませんが、自分は困った子供だという考えを潜在意識に持ち続けたまま育つことになります。

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