子供は無意識のうちに親の影響を受けて、親の行動を真似します。
ですから、親が夜遅くまでテレビを見ていたり、ダラダラと過ごしていれば、子供も同じように過ごすでしょう。
反対に、親がよく本を読んだり、家で勉強をしたり、仕事をしていると、子供はそれを真似するようになります。
親が他人を非難したり、ネガティブな考え方をしていれば、子供も無意識のうちにそれを自然と引き継いでしまいます。
逆に、親が前向きな考え方をしていれば、自然と子供もそのような考え方を引き継ぎ、他人にも優しく接することができるようになります。
ですから、子供によくなってほしければ、やはり親自身が手本となるような行動をする必要があります。
・
ただし、親も子供もずっと勉強をしている必要はありません。
ゲームをしたり、テレビを見たり、ネットで興味があることを調べたり、毎日を楽しく過ごすことも、とても大切なことです。
大切なことは、メリハリをつけることです。
家に帰ってきて、ずっとゲームをして、遅くなって寝てしまうのではなく、先に決めた勉強をやってから、ゲームをして楽しむなど、抑えるべきところを抑えるという習慣作りが大切なことです。
また、親も人間ですから、いつも模範となるような行動ばかりとれる訳ではないでしょう。
理不尽に怒ってしまったり、感情的になったり、ということもあると思います。そんなときには、親も謝ることをすれば、子供も何かよくないことをしたときは、素直に謝れる人に育ちます。
▼次のページ