「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがありますか?
ホメオスタシスとは、人間に備わっている恒常性維持機能のことです。
恒常性維持機能は身体の状態を一定に保とうとする働きで、温度が暑くても寒くても体温が一定の状態に保たれたり、怪我をしても回復して元に戻ろうとしたりする、身体の大事な機能です。
しかし、新しいことを始めるときに上手くいかなことが多い理由の一つは、この存在だと言われています。
例えば、これまで勉強していなかった人が急に勉強を長時間やろうとしても、数日で元のリズムに戻ってしまいやすいのは、身体が元のリズムに戻ろうとして、「こんなに脳を働かせない方がよい、休んだ方がよい」と強いシグナルを出して、身体を休めることを促してくるからなのです。
ではどうしたらホメオスタシスを乗り越えて、新しい取り組みを自分の習慣としていけばよいのでしょうか。
大前提として、繰り返し述べてきたように、
「意志の力に頼って頑張って根性で乗り越えようとしないこと。」
私たちの身体に備わっているホメオスタシスは本当に強い機能だから、自分の脳さえもコントロールしようとしてきます。
だから、ホメオスタシスに正面からまともに向き合うのではなく、ホメオスタシスの気をそらしましょう。
ホメオスタシスの働きが強いのであれば、徐々に変えていく計画を立てればよいのです。
「明日から4時間勉強する」のではなくて、最初は30分からで十分です。1週間かけて徐々に勉強時間を増やしていきましょう。
我慢をして意志力で乗り越えるルールを作るのではなく、自分の身体や性質を理解して、続けられるルールと計画を作ること。
地味だけれども着実に自分の生活スタイルを変えていくことが、成功の秘訣になるのです。