楽しんで努力をするためには、嫌なことは、できるだけやめてよいのです。
例えば、勉強は、本来は、学ぶことが楽しいからするもの。だから、小学校、中学校が義務教育になっていて、勉強に専念する時間が与えられていることは、とても恵まれていることなのです。
でも、勉強をしなければいけないものとして強制的にやらされたり、相性が合わない先生に教わったり、他人と比較されたり、自分のペースに合わなかったりすると、勉強が面白くなくなって、嫌々やるものになってしまう。それは、とてももったいないことです。
勉強が嫌いなのであれば、嫌いなものを無理してやろうとせずに、本当は、自分が学びたいと思うタイミングまで待ったり、学校を変えるなどして、楽しんで学べる環境を作れるとよいでしょう。
学校や環境を変えるのが難しいのであれば、与えられた環境の中で、出来るだけ勉強を楽しめるように工夫してみること、そしてそれでも勉強をしたくなければ、最低限だけやって後は好きなことをすればよいのです。
昔は、嫌なことでも我慢して続ける人が偉いという考えがありました。
でも今は、インターネットの出現を始めとして世の中の仕組みがどんどん変わっているから、自分に合わないことを続ける忍耐力よりも、変わる勇気、新しいことに挑戦する勇気や、行動力、自分が好きなことを見つけて楽しんで努力を続ける力が大切で、そうした人が成功しているのです。
自分がやりたくないことは、頑張れないし、頑張る必要はありません。でも、自分が好きなことであれば、その途中で嫌なことがたくさんあったとしても、頑張れるのです。