これまで、計画の立て方やルーティンの作り方について説明してきました。
ここでは、毎日の勉強の仕方について、もう少し詳しく説明をします。
スポーツでは、準備体操などのウォームアップをしてからだんだんと強度の高い練習をしていきますよね。
勉強も同じで、簡単なことから始めて、勉強の流れを作ることが大事です。
勉強には大きく分けて、インプットとアウトプットがあります。
インプット→教科書を読んだり、復習のためにノートを読んだりすること
アウトプット→問題を解いたり、ノートを整理するために書いたりすること です。
インプットとアウトプットでは、インプットの方が簡単なため、最初はインプットから始めて、頭を慣らしてからアウトプットに取り組むことがオススメです。
もう一つは、単純な作業と、より難しい演習などです。
例えば、単語を書いて覚えるというのは、比較的単純な作業です。
一方で、問題を解いたりするのはより難しくて頭を使うことが多いです。
単語を覚えるなど単純な作業で頭を慣らしてから、問題を解くというのもよいでしょう。
例を参考に、自分の勉強の流れを考えてみてください。
毎日、勉強を開始する際に、今日はどのような流れで勉強をするのかを紙に書いてから、勉強をする習慣をつけてください。
それを繰り返すことで、毎日の勉強の質が高まっていきます。
なお、これまでも伝えましたが、
問題集は、最低2回(できれば3回)繰り返し解くことが大事です。
2回解くことによって半分くらい、3回解くことによって7〜8割の記憶が定着します。
このため、全ての学習は、最低2回、出来れば3回やることが必要です。
これは、その日のうちに2〜3回解くのではなく、1回目を終えたら、また翌日以降にやってみるという意味です。
ただし、2回目、3回目は1回目と同じように全問題を解くのではなく、前回間違えてしまった部分を解けばよいので、同じ時間をかける必要はありません。繰り返すことによって、だんだんと知識が定着していき、必要な時間も短くなっていくはずです。
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