米国の教育⑥

今日も、アメリカの教育の一環の紹介です。

全てがアメリカがよいという訳ではありませんが、アメリカのよい部分は上手く取り入れながら、日本での教育を作っていくのがよいと思います。

大分以前、数十年前から、アメリカの大学での事業は、レクチャー(講義)よりも、ディスカッションが重視されてきました。

なぜならば、レクチャーであれば、自分で本や教科書を読んだり、動画を見ることでも学ぶことができるからです。

しかしながら、ディスカッションは、本や教科書を読んだり、動画を見ても、参加することはできません。

アメリカは古くから民主主義で議論をぶつけ合いながら、よい社会を作っていくという政治制度でしたので、国民みんなが、ディスカッション能力を高めることが重視されてきたのです。

最近は、AIなどの技術がますます進んでいるので、授業の中でのレクチャーの重要性はさらに低まり、ディスカッションなどの重要性が世界的により高まってきているのではと思います。

なお、ディスカッションの前提として、先日も書いた通り、やはり知識があることは必要ということで、単にディスカッションだけやればいい訳ではありません。

また、ディスカッションの力を高めるもう一つの前提として、考える力が必要です。

この考える力というのは、頭の中で考えるだけではなかなか考えが整理されず、文章を書くことで鍛えられます。この書くという作業は一人で行うものですので、みんなで行うディスカッションは大切だけれども、同時に、自分で勉強する力も大切です。

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