続かない理由

何かをやろうと決めたけれども、続かないということがあると思います。

朝、早く起きようと思ったのに起きれなかったりとか、毎日勉強をしようとか英単語を覚えようと思ったのに出来なかったりとか、毎日記録を必ずつけようと思ったのに出来なかったりということです。

そんなときに、続かないのは意志が弱いからで、続けるためにはもっと意志を強く持って頑張らないといけない、と思ったとしたら、その考えではいつまでも努力を続けられないでしょう。

まず前提として、人間の意志力はそれほど強くない、だから続かないのが当たり前ということを理解してください。

続くのが当たり前ではなく、続かないのが当たり前なのです。

そして、意志の力である程度はカバーして努力できるときがあったとしても、ずっと意志の力を出し続けることも困難で、いつかは続かない日がやってきます。

ですので、何かを続けようと思うのであれば、ただ思うだけではなく、続けるための仕組みと習慣を作る必要があります。

まずは、最初から難しいことをしようとせずに、ものすごく簡単なこと、確実に守れることから始めてください。

毎日単語を20個覚えようと思っても、忙しくてできない日も出てくると思います。そういうときは、最低1日1個覚えるということから始めて、全く何もしない日を作るのではなく、忙しかったりやる気がしなくても、1分でもいいから決めたことをやるということが大事です。それを何度も繰り返すことによって、徐々に、少しでもやることが習慣になっていきます。

習慣が身につくためには、最低でも2〜3週間はかかりますので、やる気がない日でも続けられるくらいの簡単なことから初めてください。

例えば、勉強ができない日でも、記録だけはつける(勉強しなかったという記録をつける)というようなことです。

また、人間の意志の力や集中力は、一般的に、朝が最も高く、夜になるにつれてだんだんと疲れが溜まっていき、意志の力も集中力も下がっていきます。ですので、やると決めたことは、できるだけ夜遅くにやるのではなく、早いタイミングでやるように、一日のスケジュールを考えてください。

毎日、これをやろうと思うのではなく、毎日、何時にこれをやろうと、具体的に時間まで決めておくことが大事です。

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