⑦親が自分を受け入れて、幸せになる

親による子供への関わり方について述べてきましたが、これらが出来ないとしても、大丈夫です。

もし、これまで書かれたことを読んで、自分はダメな親だと少しでも思ったとしたら、そんなことを思う必要はありません。なぜならば、マイナスの感情からは、よい行動は生まれないからです。マイナスの感情からスタートすると、よくなろうと思っても、結局、これまでと同じ行動を繰り返すことになります。

ですので、もし改善すべき点に気付いたとすれば、今このことに気づけてよかったと、前向きに捉えてください

子供に幸せに育ってほしいのであれば、まず親自身が幸せになりましょう。なぜならば、子供は感受性が豊かなので、親の幸せの感情も、不幸の感情も、子供に移るからです。

そして、自分が幸せかどうかは、いま、お金があるかどうか、よい環境にいるかどうか、周りの人に嫌なことをされたかどうか、自分のやろうとしていることが上手くいったかどうかなどには、関係がありません。

自分がいまの状況を不幸だと思えば、自分は不幸だし、いまの状況を幸せだと思えば、自分は幸せなのです。

明石家さんまさんは、東京から大阪に飛行機で帰ろうとしたとき、ちょっとした理由で一便、後の飛行機に変更をしたそうです。そうしたら、乗る予定だったはずの飛行機が墜落して、524人の乗員中520人が亡くなりました。その後、さんまさんは、自分は死んでいたかもしれなかった、今後、何があったとしても、生きていること自体が幸せなことだと気づき、常に笑っていられるそうです。

幸せになるかどうかは、いま目の前にある幸せに気付けるかどうかです。お金に余裕があったり、家族との関係が上手くいっているから、幸せになるのではありません。逆に、いま幸せを感じられる人は、望みと努力次第でお金に困ることもなく、家族との関係も上手くいくようになるでしょう。

  

元AKB48の指原莉乃さんは、週刊誌にスキャンダル記事が載ったとき、当然、もの凄く落ち込んで、プロデューサーの秋元康さんにアイドル活動を辞めることを伝えたそうです。でも、最終的には、そんなアイドルとして致命的な失態を起こしても、そしてルックスに恵まれた訳ではないのに、全てを前向きに捉えて活動したことが、その後の奇跡的ともいえる活躍に繋がったのです。

いま、どんな状況にあったとしても、過去に何があったとしても、自分自身を受けいれて、物事を前向きに捉えることができるのです。

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