生きることの意味について、考えたことはありますか?
自分が人生の中で何を達成したいのかは、人それぞれだと思いますが、自分の人生の目的を考える上で、参考となる言葉を紹介します。
一つは、第二次世界大戦のときに、ナチスの収容キャンプで、マイナスの寒さの中で暖かい着物もなく、食べ物もほとんどない状態で過酷な労働をしながら生き延びたユダヤ人のフランクルの言葉です。
フランクルは、そんな壮絶な環境の中、多くの人が苦しみながら生きるよりも死を選んだ中で、それでも生きることの意味を見出しました。彼にとって生きることの意味とは、「なぜ自分が生きるのかを考えて、自分に課された課題を引き受けることだ」と後に語っています。
もう一つ、iPhoneを作ったことで有名なアップル創始者のスティーブ・ジョブズは、有名なスタンフォード大学でのスピーチの中で「自分が行うことを好きでいることが大切」”You’ve got to love what you do.”と言いました。
この二人の考えを踏まえると、生きることの意味・人生でやるべきこととは、「自分の人生をかけるほどの自分のやりがい、自分の核となるもの、好きなこと、好きな人を見つけて、それに取り組むこと」なのではと思います。
もう一つの考えを紹介します。
人がそれぞれの人生でやるべきこととは、美しい・よい作品を作ることではないかと思います。
作品とは、きれいな絵とか、格好いい音楽やダンスとか、感動する映画とか、小説などに限りません。
きれいな庭を作ったり、家の中をきれいにして自分のスタイルの部屋にすることだって、立派な作品です。それだけではなく、スポーツで一生懸命頑張ってよい試合をすることや、自分の話し方や動作をきれいにすること、自分の体型を維持すること、学校での授業の受け方、周りの人を笑顔にすることなど、毎日の行動一つ一つが作品につながるのです。
色んな困難があったとしても諦めずに、「自分の行動一つ一つをどれだけ自分が納得いくものに高めていくことができるか」、それも生きることの意味だと思います。