誰かに注意をしなければいけないときでも、相手への配慮が必要です。
例えば、勉強をしない子供に、勉強をしなさいと言っても、勉強をするようにはなりません。余計、勉強をやりたくなくなるだけです。
そもそも嫌なものを無理に勉強をする必要はないというのが私の考えですが、子供に勉強してほしいと思うのであれば、勉強のやり方を教えたり、勉強の楽しさを伝えるのが効果的でしょう。
もう一つ、ゴミをポイ捨てをしている人を注意する場面を考えてみましょう。ゴミのポイ捨てがルール違反だったとしても、それをストレートに注意しても、反発を受けます。
誰もが注意されるのは好きではないからです。
だからちょっと伝え方を工夫してみるのです。ここでゴミを捨てたくなる気持ちも分かるよと相手への共感を示した上で、ここでゴミを捨てると困る人がいるからとか、拾う人が大変だから「捨てないでもらえないか」というような伝え方をすれば、大抵の人は、聞いてくれるでしょう。