子供を信頼すること

子供のことを心配するご両親は多いと思います。

自分で勉強をしてよい成績をとって、明るく友達も多くてという、芦田愛菜ちゃんのような子供であれば誰もが信頼できるでしょうが、そんな子供はなかなかいません。

大抵は、なかなか勉強をしなかったり、何を考えているか分からなかったり、反抗的な態度をとったり、学校や塾をサボったりします。

そうすると、ご両親としては、このままでうちの子供は大丈夫なのだろうか?将来が心配だと、感じてしまうかもしれません。

でも、そうして親が心配をして、「あなたは大丈夫なの?」というような声がけをすると、ほとんどの場合は「うるさい。放っておいてくれ。」というような反応になるでしょう。

誰もが、心配されることが嫌いです。心配されるということは、自分が認められていないからです。

例え口に出して言われなかったとしても、認められないような自分なんだと感じることは、子供の脳にとってマイナスの影響になります。

一方で、「今のあなたは不完全かもしれないけれど、そのままで大丈夫、”自分のタイミングで”自分のやりたいことを見つけてよい結果を出すと信じているし、そもそも結果なんて出さなくても、あなたが存在すること自体が嬉しい。」と思ってくれる人が周りにいる子供は最強です。無意識のうちに自己肯定感を植え付けられていると、前向きに物事に取り組みやすくなります。失敗もたくさんするでしょうが、それを乗り越えていくでしょう。

ただ、そうしたことを分かっていたとしても、信頼をするということは、簡単にできることではないと思います。今日から急に全てを信頼するというのは難しいかも知れませんが、親側も毎日少しずつでも気持ちを切り替えること、「可愛い子には旅をさせる」というように、時には距離を置いて子供に任せてみるということも、大切だと思います。

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