日本では、伝統的に、人前では自分の身内のことを悪く言うのがよいとされてきました。
謙遜して、奥さんのことを愚妻と言ったり、自分の息子や娘のことを、たとえ出来る子供であっても、「全然ダメで困っている」というように言うことなどです。
確かに、自分の家族のことをやたらと自慢する人がいれば、それは周りから嫌がられるので、やめた方がよいのですが、家族のことを過度に卑下することも、今の時代は、もうする必要はありません。
言霊というのがあると言われていますが、口にした言葉は、本当になりやすいという意味です。
自分の家族のことをダメだ、ダメだと、色んな機会で言っていれば、それが謙遜からだとしても、家族や自分自身の自己肯定感を低めて、よい結果をもたらしません。
逆に、自慢にならない程度に、自分の家族のことをよく言うようにすれば、それが現実になっていくのです。
多少の愚痴を言うことは、あってもよいと思いますが、それ以外では、普段から、自分のことや自分の家族のことをよく言う習慣を作っていきましょう。