日本の教育と、米国の教育を比較してみたいと思います。
どちらが優れているというものではありませんが、それぞれ特徴があります。
お互いのよいところを学んでいくのがよいと思います。
日本の教育の特徴として、真面目であることがよしとされ、規律に従うことがよしとされ、まんべんなく色んなことができることよしとされる傾向があると思います。またみんなを比較的同じように成長させることが目指されています。
米国の教育の特徴としては、まずは何よりも毎日の生活を楽しむという価値観があり、規律よりも個性を伸ばすことが比較的認められ、全ての科目でよい成績をとらなくても自分の得意な分野をどんどん伸ばしていこうとする傾向があります。また、できる生徒はどんどん伸びていき、一方で落ちこぼれの生徒はどんどん下がっていく傾向もあります。
生活を楽しむことについては、日本も見習ってよいと思います。
これは、ある程度社会が豊かになって成熟しなければ、許されない価値観かもしれません。
昔の日本では、真面目さが美徳とされていましたが、時代と共に社会の価値観も変わります。いまは日本でも苦労=美徳ではなく、自分の好きな分野を楽しんで取り組むことによって、成長していくことが許されるようになってきました。
スポーツの分野でも、世界選手権で優勝したサッカーのなでしこジャパン、オリンピックで金メダルをとった女子ソフトボールのチームや、引退を表明したばかりの羽生結弦選手など、最近活躍する人はみな、苦しみながら努力するのではなく、楽しみながら努力するようになっています。
いかに毎日を楽しんで過ごせるかも、成果を出すために、とても大切なことです。