日本では伝統的に、政府や企業の方針に従う人を育成することが重視されてきたと、昨日の記事で書きました。
それは、日本は古くは鎌倉時代から江戸時代までは封建制度で幕府に従うことが重視され、明治維新後も帝国主義の下で政府に従うことが重視されてきました。
一方で、米国ではイギリスから独立をして国が出来たときから民主主義ですので、国民が民主主義に参加して議論することが求められ、議論することができる人材を育てるという目的がありました。
このため、日本では自由よりも秩序が重視され、アメリカでは秩序よりも個人の自由が重視されます。
日本は国民の教育の平均値はアメリカより高く、一方でアメリカは平均値は低いけれども、ずば抜けて優秀な人もいれば、全くレベルの低い人もいます。
必ずしもどちらがよいというものではないと思いますが、どのような背景で、今の教育制度があるのかを知っておくことは、大事と思います。