アメリカと日本の教育の考え方の違いを伝えてきましたが、それは授業の教え方にも表れます。
例えば、高校で習う物理についてですが、日本の学校では、公式を使って計算を解けるようになることが最も重要です。
一方で、アメリカの高校では、自然界の法則を理解することが重視されます。
重力とはどういうものなのか、加速度とはどういうものなのか、光や電磁波はどういった動きをするのかを分かりやすく表現するために、数式が使われますが、あくまで目的は、理解することです。
このため、高校生レベルでは、できるだけ数式を使わずに自然界の法則を説明する教科書もあります。
このような教え方の違いが、日本では、物理が苦手という生徒がとても多い理由ではないかと考えています。