これまで、糖質(炭水化物)、脂質(油)について説明を行いましたので、次はタンパク質について説明をします。
タンパク質は、肉や魚、卵などに含まれているほか、大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)にも含まれています。
三大栄養素と言われる糖質、脂質、タンパク質はすべて身体にとって必要な栄養なのですが、一方でどれも適量以上を摂ることはよくなく、全てをバランスよく摂ることが必要です。
そうした中で、意識をしていないと、現代の食生活では、糖質と脂質が過剰で、タンパク質が足りていない人が圧倒的に多いと言われています。
理由は、ファーストフードやコンビニ、加工食品などです。
例えばハンバーガーやピザ、パスタなどは、多少のお肉が含まれているものの、大半が油と糖質(炭水化物)で出来ています。
パンは、ほとんど糖質で、菓子パンはそれに油も多く含まれることになります。
おにぎりも、しゃけやたらこなどが具材の場合はタンパク質が少し含まれますが、ほとんどは糖質です。
コンビニなどのお弁当も、肉や魚が少しは含まれていますが、十分ではなく、大半は糖質と油です。
ですので、ほとんどの人にとって、タンパク質はもっとたくさん摂るべきなのです。
タンパク質の摂取は、インスリンをほとんど分泌しないので、中性脂肪を増やすことにはなりません。
ただ気を付けなければいけないのは、美味しいお肉には、タンパク質だけではなく油も多く含まれていることです。このため、本当は、お肉を食べるときは、油が入っていない赤身肉を食べた方が身体によいのですが、スーパーで売っていたり、レストランで食べるお肉のほとんどは油が多く含まれています。このため、お肉を適量食べるのはよいのですが、お肉を食べ過ぎると、太りやすくなったり、体調不良の原因となります。身体を動かす人はある程度お肉を食べていても問題ありませんが、ダイエットをしたいなどの目的があるのであれば、お肉ばかりではなく、魚を選ぶ回数を多くした方が痩せやすい身体になります。
魚にも油が含まれていますが、魚に含まれている油はオメガ3です。オメガ3はほとんどの人が足りないので、魚はたくさん食べるとよいでしょう。
次に大豆ですが、大豆製品は身体によい成分がたくさん含まれているのですが、食べ過ぎると、身体がむくみやすくなりますので、適量をとるのがよいでしょう。
結論として、タンパク質はしっかり摂るべきですが、かといって肉や大豆製品の摂りすぎもよくないので、適量をバランスよく食べましょうということです。