信じること、認めること

両親や先生が子供に対して出来ることとして、正しいやり方を教えたり、環境を作ってあげたりなど、色々あると思いますが、子供の能力を伸ばすために、最も大切なことは、「信じること、認めること」だと思います。

そして、信じること、認めることというのは、言うのは簡単ですが、実際にやるのは、なかなか大変です。

性格も素直で、成績も優秀な子供であれば、信じたり認めることはそれほど難しくないでしょう。

でも、悩んでいて反抗的な態度をとったり、勉強をしないような子供こそ、認められること、肯定されることを必要としています。

どうすれば、そうしたちょっと難しい子供の可能性を信じて、認めることができるでしょうか?

一つは、両親や先生自身も、肩の力を抜いてみることです。

「この子供をきちんと育てなければならない」

「他人に迷惑をかけるような人になってはダメだ」

「他の子供はちゃんと出来ているのだから、この子ももっと出来るようにならないといけない」

「子供のうちに勉強をすることがこの子の将来のためになるんだ」

このように、子供のためを考えて、色々と注意をしても、多くの場合は逆効果の結果になってしまいます。

もう少し、気楽に考えて、

「今のままで大丈夫」

「毎日、元気で過ごしてさえいればいい」

「この子はきっと上手くいく」

というように、決して突き放すのではなく、もっと余裕をもって接することで、子供の自己肯定感が育まれます。

自己肯定感が高い子供は、やる気を出すタイミングは人それぞれで異なるかもしれませんが、やる気をだしたときには、強いです。

子供は、自分に対する空気感を敏感に感じ取ります。親や先生が子供に対して不安を感じるのではなく、「今のままで大丈夫だよ」と認めてあげることができれば、そうした自分のことを信じてくれる人、無条件で自分を肯定してくれる人がいる子供は、とても強くなれます。

は、とても難しいことと思いますが、だからこそ大切なことだと思います。

自分のことを信じてくれる人、無条件で今のありのままの自分を肯定してくれる家族がいる人は、とても強いと思います。

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