逆転劇を起こした人たち(トム・ブレイディ)

今、勉強や部活動で思うように活躍できなかったり、自分って何だかパッとしないな…と感じている人は、絶好のチャンスです!

それは、それだけ伸びしろがあるということなのです!

小さい頃から勉強ができる人、勉強も運動も上手にできる人は、とても輝いて見えますよね。

でも、本当にすごいのは「最初は勉強が苦手だったのに、努力してできるようになった人」です。

だから、今はまだ自分が目指すような成果を出せていない人こそ、自分の目標に向かって頑張ってほしいと思います。

ここでは、逆転劇を起こした有名人を数名紹介します。

今回は、史上最も偉大なアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディです。

自分のモチベーションアップのためにもぜひ読んでみてください!


トム・ブレイディは、とても激しいスポーツのため、長く続けることが難しいと言われているアメリカンフットボールにおいて、45歳になった今でも現役で活躍し続けています。(注:その後、2023年2月に遂に引退を表明。)

そんなブレイディですが、プロ入りの段階では、ドラフト6巡目(全体で199位の指名)で、全く注目を受けていませんでした。

勿論、プロに入ることだけでもとても凄いことですが、その年プロ入りした選手の中では「ブレイディは痩せていてスピードもなく、有望な選手ではない」という評価でした。

しかも、ブレイディが入ったチームの同じポジションには、既に10年100億円という当時リーグ最高峰の超大型契約で更新を決めたエース選手がいました。

そんな絶対的なエースの他にも、控え選手が既に二人いたために、ブレイディは四番手。

二番手でさえも試合に出るのはほぼ不可能なので、四番手のブレイディが試合に出場できると思った人は、誰もいませんでした。

そう、本人以外は。

そんな中でもブレイディは人一倍の熱心さで諦めずに練習を重ねて、2年目にはチームで二番手になるほどの力を身に付けました。

そして、ブレイディに転機が訪れます!

エースが怪我をして代わりに試合に出たとき、しっかりと結果を残し、それ以降、エースが怪我から復帰しても、20年にわたり一度もレギュラーの座を譲らなかったのです!

その後ブレイディは、どんな試合でも最後まで諦めずにプレイをして、数多くの試合で逆転勝ちをおさめてきました。

最も全米の記憶に残ったのは、2017年に行われたスーパーボウル(優勝決定戦)です。

事前の評判では、「ブレイディ率いるペイトリオッツが有利」と思われていましたが、始まってみると、試合終了が近づいた第3クォーターの終わり頃の時点で28対3と引き離されていました。

(野球に例えると、7回の裏が終わって13対1くらいの差で負けているような、絶望的な状況)

優勝決定戦の大一番の試合でそんな点差がひっくり返されたことは過去に一度もありません。

そのような中でも、ブレイディとチームメンバーは、ただベストのプレイをすることだけに集中。

最終第4クォーター残り10分の時点で28対12。僅かな可能性は見えてきましたが、それでも、限られた時間で4回連続してタッチダウンを決めなければならず、一つでも間違いがあれば即試合終了というとても厳しい状況です。

その後、素晴らしいプレイが続き、あわやこれでゲームオーバーと思われたプレーがビデオ判定で覆ったりなどのドラマがあった後、スーパーボウル史上最大の点差からついに同点に追いつき、延長戦でも得点を決め、なんとブレィディのチームが勝利しました!

スーパーボウルという大舞台で、人々の記憶に残る逆転劇で優勝を飾ったのです!


転機はいつ訪れるかわかりません。

だからこそ、いつその時がきても大丈夫なようにコツコツと準備しておくことが大切です。

今思うような結果が出せていない人も、諦めずに逆転劇を目指して、努力していきましょう!

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