スポーツにおいて、コーチの大切さは、多くの人が知っているでしょう。
一流に近づけば近づくほど、選手のフォームなど、自分自身では気付かないことを客観的に見て、わかりやすく指導してくれるコーチの存在が大切です。
これは、勉強も同じです。
特に子供が自分の力だけで、最初から効率的・効果的に勉強するのは、とても難しいため、やる気があっても、遠回りをしてなかなかゴールに近づけないことが多く生じます。
勉強自体を教えてもらうのではなく「勉強の仕方を見てもらって、指導をしてくれる人を見つける」ことが大切です。
ここでは、なぜよい指導者が必要なのか、その理由をもう少し詳しくお伝えするとともに、自分に合った指導者を見つけることの大切さもをお伝えします。
指導を受けることで、自分で学ぶ力を伸ばすことができる
勉強で最も大切なことは、授業を受けることよりも「自分で教科書を読み、問題を解く力をつけること」です。
なぜならば、授業では、先生や他の生徒のペースに合わせて進むので、自分のペースで学ぶことができないからです。
学校の授業は、必ず受けなければいけないため、毎日多くの時間を過ごす学校での授業は最大限に活用すべきですが、学校の授業に加えて、更に塾などで授業を受けることは、特別な場合を除いて必要ありません。
わからないことがあったときに、先生や友達にその場で教えて貰うことができたり、ディスカッションなどで他人の意見を知ることができる所は、授業のよい所でしょう。
しかし、それ以外のときは、自分で学ぶ力をつけることが必ず必要になります。
ただし、自分一人の勉強だけでは、効果的な勉強法が分からずに時間がかかってしまったり、間違ったやり方をしているときに気付かないことがあるために、自分に合った先生から個別に指導を受けることをオススメします。
特に、これまであまり勉強をしていなかった生徒が「これから一気に挽回しよう!」とするときは、よい指導者の下で、最も時間を有効に使える勉強法の指導を受けることが成果につながります。
自分に合う先生を見つけて、自分に合った環境で楽しく学ぶ
公立の学校や、私立であっても、基本的に自分で学校の先生を選ぶことはできません。
でも、先生と生徒にも相性があり、この先生の教え方は分かりやすい、この先生の授業は楽しくて勉強を頑張れるということが、あります。
今は、子供の個性を尊重して、自分に合った環境で、楽しく学ぶことの大切さが理解され始めてきています。
このため、学校外でも自分に合う先生を見つけて、自分に合ったペースで、楽しくかつ効果的な勉強を行えることが理想です。
そのような先生を見つけるためには、一つの塾や先生だけではなく、自分に合う先生が見つかるまで、複数の塾や先生を試してみるのがよいと思います。自分に合わない指導者であれば、離れてみる勇気も必要です。
いかがでしょうか?
子供に合った指導者を見つけることの大切さを伝えましたが、指導者は、保護者の方でもよいと思います。家庭内で教える・教わることはお互いやりにくい場合もありますが、逆に家族だからこそ、その子のよいところを見つけて、その子に合った環境を探してあげやすい場合もあります。
そのときは親の考えを押しつけるのではなく、子供の気持ちを尊重しながら、「こんな方法もあるよ」というように伝えてあげられるとよいでしょう。